Ennio Morricone

こんにちは 蓮沢です

7月6日に偉大な作曲家エンニオ・モリコーネさんが91歳で亡くなられました・・・。

大好きな映画音楽作家。昔から一度この人の頭の中に入ってどんな風にあんな旋律が生まれてくるのか知りたい!なんて考えたりしてました・・・。
よく作曲家の方が「メロディーが降ってくる」と表現されるのを聞きますが、この人の音楽からはいつもそんな印象を受けていました。
「作曲」っていうんだから、もちろん人が作ってるんだけど・・・なんて言うか・・・この人の音楽はもともと自然界の何処かに存在してたんじゃないか?と思うくらい、天然無垢なイメージで、人為的なものを感じないのです・・・。

もちろん、モリコーネさんだって学校や師から作曲技法を学び、様々な経験と多くの知識を積み重ねて自身をあそこまで高めた努力の人である事は重々承知しております!
ただ・・・その作品群があまりに神懸かり過ぎてて・・・。だって!代表作が1曲や2曲じゃないですもん!その膨大な作品すべての異常なレベルの高さときたら!
もう、この人の頭めがけて天然のメロディー達が集まってきてるとしか思えないっ!
天才とか秀才とか、そんな言葉ではまったく追い付かないのです・・・。

この人の音楽があるだけで映画の格が2つ3つ上がりますよね。
「ニュー・シネマ・パラダイス」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」この2本の映画、何度観ても泣いてしまう原因はモリコーネさんのスコアのせいです・・・。
こういう美しい旋律がモリコーネ節、って感じではありますが、「アンタッチャブル」や「ヘイトフル・エイト」などの様にスリリングな曲もまた印象深い作品ばかりでしたね。

・・・もうこれから映画のエンドロールにエンニオ・モリコーネさんの名前が見られなくなるのは・・・本当に残念で寂しい・・・。

ご冥福をお祈りします。