こんにちは　蓮沢です

井上チャンピオン・・・この人は本当に漫画のキャラクターの様なボクサーだ。対戦相手が強ければ強い程、自分の力が存分に発揮される。現にナルバエス、パヤノ、ロドリゲス、そして今回のドネア。井上さんの戦績の中でも上位クラスの強豪ほど完膚無きまでにやっつけられている。モチベーションも大きく影響しているとは思いますが、何より対戦相手が井上さんの想定していたレベルまで高くなる事で噛み合ってしまうんだと思う。相手のスピードが早い程カウンターがタイミング良く綺麗に決まっている感じ。相手からしたら堪ったもんじゃないですね。。。

なので、先日の「井上 VS ドネア 2」の結果は私的には予想通りでした。あえてタラレバ言いますけど、ドネアとの初戦1ラウンドの井上さんの動きはマジでヤバ過ぎましたっ！もうキレッキレで絶対に3ラウンドまでに決まる、と思って観てました。それが、2ラウンドでのまさかの左フック被弾。それほどハードパンチではなかったと思いますが、このパンチを入れられる所がドネアがレジェンドたる所以、井上さんはキャリア初の骨折と流血というトラブルを抱えてしまった・・・。あれさえ無ければ早期KO勝ちは必至だったかと・・・。だってねぇ・・・片目でノニト・ドネアに勝てるボクサーなんて、誰か思いつきます！？井上さんがベストコンディションなら前回の1ラウンドの続きになるだろうな、と思っていました。

さて今後の井上選手のチャンピオンロード、記録としてバンタム級史上初の4団体統一は成し遂げておいて欲しいところではありますが・・・現WBO王者ポール・バトラー・・・良い選手とは思いますが・・如何せん荷が重いか・・・。井上さんにとっては単なる消化試合のレベルだろう (世界王座統一戦でここまで鉄板レース扱いってのがもはや異次元過ぎる・・・)
認めたくは無いがカシメロとの統一戦だったならラスベガス開催の可能性もあり、最高に盛り上がっただろうなぁ・・・。カシメロにお灸を据えるところを見たい人も多いでしょうから(^^;)でも・・・やっぱりここには関わらない方が良いよね。。。

やはりスーパー・バンタム級の方が面白くはなりそうだ！WBA・IBF王者はムロジョン・アフマダリエフ、WBC・WBO王者のスティーブン・フルトン、このクラスにはすでにそれぞれ2団体統一王者がいる。この2人がぶつかり合えば4団体統一王者があっさり出来上がる。そこにバンタム級を統一した井上さんが上げていくならスーパー・バンタム級でも一気に4団体統一戦に絡めるだろう。なんと効率の良いっ！
実際は今の井上さんの様に、各団体の王者をひとりひとり倒して奪い取ってきたベルトという所に大きな価値を感じていますが、現状このスーパー・バンタム級2人のどちらかなら一発で全てのベルト奪取したとしても、文句なくクラス最強は認められるでしょう。

ただスーパー・バンタム級には2人の現王者以外にも、ブランドン・フィゲロア、ダニエル・ローマン、そして悪童ルイス・ネリなどの強者、曲者揃い！実際は井上さんが階級を上げるまでにはこの辺りを中心に王座は入れ替わりまくるでしょうね。誰と当たっても盛り上がりそうですが、個人的に見たいのはフィゲロアかムロジョン戦ですね。。。フィゲロアのフィジカル面の強さは井上さんにとって初めての階級の壁となりそう。ここをクリアすればフェザー級はかなり現実的。そしてムロジョンの様な変則型ファイターと井上さんの様な完璧な正統派の試合はきっと面白くなる！「ナジーム・ハメド vsマルコ・アントニオ・バレラ」や「鷹村 vs ブライアン・ホーク」(はじめの一歩ね💦) の様に、身体能力を活かしたトリッキーな挑発的スタイルでは、完成された超一流の正統派ボクサーの技術には敵わない！って所を見せつけて欲しい！

それにしても・・・何故か井上さんのボクサーとしての残り時間が気になって仕方ないっ！勝手に焦ってしまっています。アジア人としてパッキャオ以上の偉業を達成出来る可能性をもった唯一のボクサーだと思うので、もっともっと大きくド派手に活躍してもらいたい！若い内ならフェザー級まではリアルに狙える！そして、まだ完全に夢の話ではあるが、奇跡のライト級まで獲ったなら・・・前人未踏の7階級制覇となり将来殿堂入り所の話では無い、未来永劫語り継がれるオールタイム ランキング パウンド フォー パウンドボクサーになること間違い無し！非現実的な事を言ってると解ってはいても、可能性が全く無い！と言い切らせないほど今の井上さんの無双レベルは規格外。うわぁ・・・ゾクゾクするわ・・・これからもいろいろな妄想を現実化して楽しませてください！。