モデル名 | : | ヴァンガード グラビティ スケルトン |
リファレンス | : | V45TGRAVITYCSSQ |
ムーブメント | : | 手巻きトゥールビヨン、パワーリザーブ約5日間 |
ケース素材 | : | カーボン、チタン(PVD加工)、SS、18Kピンクゴールド |
文字盤 | : | スケルトン |
ケース径 | : | 縦53.70mm×横44.00mm×厚み15.10mm |
防水 | : | 日常生活防水 |
ヴァンガード グラビティ スケルトン
ヴァンガード グラビティがさらに進化を遂げた “SKELETON”モデルの登場です。
ヴァンガード グラビティは、これまでのトゥールビヨンのシステムの設計とは大きく異なり、大きく楕円型に盛り上ったX型のトゥールビヨンブリッジの空間には、従来の2倍もの重さの巨大なY型ケージ(籠)が納められています。
その中で可動する心臓部のテンプは、ガンギ車が内側に切られた歯車のレール上に沿って回ります。そして、1分間に一周するケージの中で、さらに中心軸から外れたテンプが回転しながら空間を旋回するのです。
これによって従来のトゥールビヨンシステムより、姿勢差から生まれる重力の誤差をより多く平均化しキャンセルする。
いわば、重力を“無かった事にする”という理論です。
従来の装飾を否定し、時計の顔である文字盤はおろか、ムーブメント自体の地板を極限まで削り、必要最小限の骨組みだけを残すことに挑戦しています。
トゥールビヨンという極めて繊細なコンプリケーションウォッチでありながら、シンプルな機能美全としたインダストリアルデザイン(工業意匠)という、相反する矛盾を抱えた複雑時計を完成させる事は、作り手にとっては最も過酷な作業である事は想像に容易いところです。