モデル名 | : | 1815“ウォルター・ランゲへのオマージュ” |
Ref. | : | K18YG – 297.021 K18PG – 297.032 K18WG – 297.026 |
ムーブメント | : | ランゲ自社製キャリバーL1924、手巻き、ランゲ最高品質基準 準 拠、手作業による組立ておよび装飾、五姿勢調整済み、素材 の特性を生かした洋銀製の地板および受け、ハンドエングレービ ング入りテンプ受け |
ケース素材 | : | イエローゴールド ピンクゴールド ホワイトゴールド |
文字盤 | : | シルバー無垢、 シルバー |
ケース径 | : | 直径:40.5 mm、高さ:10.7 mm |
限定 | : | K18YG – 27本 K18PG – 90本 K18WG – 145本 |
価格 | : | K18YG ¥5,767,200(税込) K18PG ¥5,767,200(税込) K18WG ¥5,767,200(税込) |
A.ランゲ&ゾーネは、2017年1月に他界したブランド再興の祖であるウォルター・ランゲに敬意を表すため、1815ファミリーにふさわしい非凡な複雑機構を搭載する新モデルを開発しました。それが、1815“ウォルター・ランゲへのオマージュ”です。
このモデルには1秒ごとに歯切れ良く進むジャンピングセコンドが搭載されています。
6時位置にあるサブダイヤルでは小さな秒針が通常通り6分の1秒刻みでインデックスからインデックスへと進みます。それに対しセンターセコンドのブルーの針は1秒ごとに歯切れ良く進みます。
この秒針は常時動き続けることもできれば、必要に応じて停止することもできます。
2時位置にあるボタンを押すと、センターセコンドが停止したり、動き始めたりします。
ウォルター・ランゲにとって、スタート・ストップ機能付きステップ運針式センターセコンドは特別な意味合いを持つ機構です。
それというのも、この技術には、彼の曾祖父であるフェルディナント・アドルフ・ランゲが1867年に発明し、祖父のエミール・ランゲが実用化して懐中時計のマスターピースを作り上げたという家族の歴史が息づいているからです。
A.ランゲ&ゾーネはその技術をさらに開発し、4分の3プレートに取り付けて完成した「ステップ運針式秒単位ムーブメント」により、1877年に特許を取得しました。
これはドイツが初めて交付した特許のうちの一つです。
ウォルター・ランゲがイメージしたであろう完璧な時計はどのような時計だろうと検討して得られた答えが、ジャンピングセコンドを搭載した1815です。
“外観では本質的なものだけに絞り込み、内には確かなものを秘めている”
つまり、シンプルな外観でありながら技術的に興味深い複雑機構を搭載している時計に辿り着いたのです。線路をイメージしたレイルウェイモチーフの分目盛りがぐるりと走るシルバーカラーのダイヤルに、青焼きしたスチール針が鮮やかに浮かび上がります。
新開発されたムーブメントには、ウォルター・ランゲの誕生年にちなむキャリバー番号L1924が刻まれています。
さらに、Ref.番号の上3桁の297は、ウォルター・ランゲの誕生日7月29日に由来するものです。
1815“ウォルター・ランゲへのオマージュ”は製作本数限定モデルです。直径40.5ミリのケースには3色あり、限定数はカラーによって異なります。ホワイトゴールドは145本、ピンクゴールドは90本、イエローゴールドは27本のみ製作します。
この異色の限定数は、マニュファクチュール・ランゲの歴史の中で節目となった年、または年数を表しています。
フェルディナント・アドルフ・ランゲが工房を設立したのは1845年12月7日です。そして、ウォルター・ランゲがランゲ・ウーレンGmbHを商業登記したのは1990年12月7日初設立の日からちょうど145年後のことでした。そして、会社再興の日から、私たちがウォルター・ランゲへの敬意を表するために開発した新モデルを発表する2017年12月7日まで、まさに27年の歳月が流れています。