モデル名 | : | トリビュート・トゥ・パルウェーバー “150 イヤーズ” |
Ref. | : | IW505001 IW505002 IW505003 |
ムーブメント | : | IWC自社製キャリバー94200 (キャリバー94000シリーズ) 手巻き パワーリザーブ(完全に巻き上げられた場合):60時間 |
ケース素材 | : | IW505001 – プラチナ IW505002 – 18Kレッドゴールド IW505003 – ステンレススティール |
文字盤 | : | IW505001 – ホワイトラッカー IW505002 – ホワイトラッカー IW505003 – ブルーラッカー |
ケース径 | : | 直径 45mm、ケース厚さ 12mm |
限定 | : | IW505001 – 25本 IW505002 – 250本 IW505003 – 500本 |
価格 | : | ¥4,266,000(予価)18KRG |
過去と現在が融合したデジタル機構
1884年、回転ディスクを使用して大型の数字で時と分を表示するパルウェーバー・ポケットウォッチがIWCから登場しました。数字が切り替わるという奇妙な時計が、19世紀末の人々の目にどのように映ったのか、現代を生きる私たちからは想像し難いものがあります。
当時の社長であったヨハネス・ラウシェンバッハ・シェンクは、針を持たないこの時計が大きな成功を収めると考えていました。しかし、機はまだ熟していなかったのでしょう。数年後、パルウェーバー・ポケットウォッチは市場から姿を消すことになります。
創立150周年を迎えた今、IWCは、シャフハウゼンから生まれたこの画期的な技術にオマージュを捧げ、「IWCトリビュート・トゥ・パルウェーバー“150イヤーズ”」モデルを発表します。
IWC史上初、デジタル式の時分表示を備えた腕時計です。
ケース素材にはプラチナ、18Kレッドゴールド、ステンレススティールと3つのバリエーションを揃えました。オリジナルのパルウェーバー・ポケットウォッチにならい、また、米国出身であったIWC創業者のF.A.ジョーンズに敬意を表し、デジタル表示の2つの窓にはそれぞれ英語で「Hours」および「Minutes」と表記されています。
時計を駆動するのは、新しいIWC自社製手巻きムーブメント、キャリバー94200です。オリジナルのパルウェーバー・ポケットウォッチでは間欠歯車で表示ディスクを動かしていたのに対し、新モデルは分表示の一の位のディスクを切り替える専用の輪列と香箱を備えています。
この専用輪列の動きは、時計本体の輪列と連結する作動メカニズムによってブロックされており、60秒に一度だけブロックが解除されるとディスクが回転します。10分が経過すると一の位のディスクが十の位のディスクを一つ先に進め、さらに60分が経過すると時表示のディスクが切り替わります。ディスクを駆動する輪列が独立しているため、時計本体の輪列内を伝わる駆動力に影響を与えることがなく、安定した歩度と60時間という長時間のパワーリザーブを実現できるのです。